更年期の症状に悩むなかで考えた、生き方と健康について(スタッフインタビュー:関吉さん)

2021-07-02

こんにちは、パウワウマネージャーの山崎です。

今回は、パウワウ マルイシティ横浜店で働く関吉さんに、「更年期の体験」を伺いました。十人十色と言われる更年期の諸症状ですが、関吉さんも更年期にまつわる症状に悩まされたお一人です。

どんな症状に悩み、どんな対策をして、振り返ってみてどう思うのか。更年期に体験したことを詳しくお聞きしたので、「更年期の症状に悩んでいる方、40代になり心身の変化を感じる方、これから訪れる更年期に不安のある方」は、ぜひ最後までお読みください!

これから身体が変わっていくよ、いまから少し休んでおいてね」という体からのサイン

ー更年期になって、どんな症状がありましたか?

40歳を過ぎたころ過眠症からスタートしました。

いくら寝ても疲れが取れない。同年代の友人にも相談したのですが、当時は更年期とは思っていなかったです。

だって、更年期って眠れなくなると思っていたので。だけど振り返ると、「これから身体が変わっていくよ、いまから少し休んでおいてね」という体からのサインだったのかなと思います。

ー更年期の症状は一人ひとり違うので、心身に起きている変化や不調を、更年期の症状だと気づかない方は多いのかもしれませんね。

半年くらい過眠症が続いたあとに、背中から変な汗が出てきたこともありました。ただその症状は、割とすぐに解消しました。仕事でお客様にアロマを使っているので、手から自然に吸収していたんです。自分のためにアロマを使うときは、お腹や脚をマッサージをすることもありました。

ーどのようなアロマを使用されていたんですか?

「ローズ・ゼラニウム・イランイラン」は女性ホルモンのバランスを整えるのに役立ちます。眠れない時は「マンダリン」。更年期の症状がひどくなる人って、頑張り過ぎちゃう人や、完璧主義で気持ちをゆるめられない人が多いと思います。そんな方にオススメなのは「ベルガモット」です。

イライラや不眠症に悩まされたが、くるみを食べたら眠れるようになった

ー自然の力に頼るのは、薬よりも手に取りやすいかもしれないですね。他に、心身の変化や不調はありましたか?

イライラと不眠症にも悩まされました。涙もろくなることもあり、いま思うとちょっと鬱ぽかったです。自律神経が乱れていたとも思います。

**拒食症にもなって、1ヶ月で5キロも落ちました。**ぼーっとしていることが多くなって。家事のエンジンが入らなかったですね。

その頃は、「晩御飯まだ?最近遅くない?」と子どもたちによく言われていました。当時は、娘たちも知識がなかったので、サボっていると思われていたと思います。

洗濯を干したはいいけどそれをたたむ気力がなかったので、子供たちそれぞれにカゴを用意して、「自分たちでたたみなさい」と言いました。でもたたまなかったですねー(笑)。

ーいまでこそ笑い話ですが、当時はツラかったでしょうね。対策としては、どんなことをしましたか?

本当になんでも試しましたね。**漢方薬を煎じて飲んだりもしましたし、フラワーエッセンスとか、牛乳にレタス入れて煮込むとか(笑)。**まずいんですが、睡眠には効果がありました。

ーえ!?牛乳にレタス…ですか…?本当になんでも試されるんですね。

色々とやって行き着いたのが「くるみ」でした。船乗りさんって、限られた船上で他人と24時間一緒に生活していて、さらに常に地に足がついてない状態が長く、自律神経が乱れて不眠症になる人がいるそうです。「くるみを常備している船員が多い」と聞き、私もくるみを食べるようにしたら眠れるようになりました。

ーアロマやくるみはお手軽なので、誰でもすぐに取り入れることができそうですね。

**睡眠が落ち着いてきたと思ったら、今度は不正出血が始まったんです。**ピルを飲んだけど挫折したり、おりものと匂いに悩まされたりして、婦人科に通ったこともありました。おりものシートもかぶれるので、すごく大変でした。それから、冷えもひどくなってきていました。

肩の力を抜いて、いまに目を向けて楽しみましょう

ー不調が立て続けに…という感じですね。

そのときは転職活動もうまくいかず、「もう自分の使い道はないのか」と思っていました。履歴書を送るまえに生年月日で不採用になったり…。

ーそうだったんですね。でもパウワウでは、「お客様へ実体験をもとにお話ができる」という意味のある経験になりそうですね。

お客様へもスタッフへも、先輩として少しでもお役に立てればうれしいです。

ー最後に、更年期の身体の変化に悩まれている方へ、伝えたいことはありますか?

肩の力を抜いて生きていいんです」と伝えたいです。

いまに目を向けて楽しみましょう」と。「あれもできないこれもできない…」と自分を攻める必要はない。「体が休みなさい」と言っているから、休みたいときは休んだ方がいいです。周りで楽しそうにしている人を見て、「なんで自分だけ」と思った時期もありましたが、たどる人はたどる道。

あとは、母親って自分のことを後回しにしがちなので、食事も家族が食べたいものじゃなくて、「自分が食べたいからこれを作る!」でいいと思う。せめて、食べ物だけでもあなたが好きなものを食べてほしい。

いま、私は折り返し地点にいます。

更年期のあとの体調管理」についても考えはじめています。**骨も肌も筋肉も、女性ホルモンで守られていたけど、いまはその恩恵が受けられないので、パウワウでも販売しているエクオールを検討中です。**更年期が終わっても女性ホルモンは欠かせないので。

いかにして自分の健康を自分で守るか」を考えています。