
更年期に胃腸の不調が起きる?消化器症状の原因と対処法を解説
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最近、胃が重い感じがする」
「食べ過ぎではないのに胃もたれする」
「検査で異常はないのに不快感が続いている」
このような胃腸の不調に悩んでいませんか?
更年期には、ほてりや発汗などの症状だけでなく、胃もたれや吐き気、食欲不振
といった消化器症状が現れることがあります。
特に胃の不調は、自律神経の乱れと関係していることもあります。
一方で、胃腸の不調の中には病気が隠れている場合もあるため、
注意が必要です。
この記事では、更年期に起こりやすい消化器症状の特徴や原因、
自律神経との関係、セルフケア方法について解説します。
更年期に起こりやすい消化器症状

更年期にはさまざまな消化器症状が現れることがあります。
代表的な症状をいくつか紹介していきます。
自身の症状に当てはまるか確認してみてください。
胃もたれ・胃の不快感
更年期の消化器症状の中でも多いのが、胃もたれや胃の不快感です。
食後に胃が重く感じたり、なかなか消化されないような感覚が続いたりすることがあります。
検査では異常が見つからないにも関わらず、
不快感だけが続くケースも少なくありません。
胃は自律神経によって消化活動を行っています。
そのため自律神経が乱れると胃の働きも低下します。
胃の働きが低下すると、食べ物が長く胃に留まります。
すると、
- 胃が重い
- 胃もたれする
- ムカムカする
- 食欲がわかない
といった症状が現れやすくなります。
また胃は、ストレスの影響を受けやすい臓器です。
ストレスを感じると、胃が痛くなった経験がある方もいるのではないでしょうか。
更年期の胃の不調を感じる背景には、
自律神経とストレスの両方が関係していることもあります。
吐き気
胃のムカつきや吐き気を感じることもあります。
朝起きた時や、ストレスを感じた時に症状が強くなる方もいます。
症状の程度には個人差があり、一時的な違和感で治る方や、食欲が落ちるほど辛く感じる方もいます。
エストロゲンの減少によって、自律神経が乱れやすくなります。副交感神経の働きが弱くなり、交感神経が働き過ぎてしまうと吐き気の症状が現れやすくなります。
食欲不振
自律神経の乱れによって、胃の不快感が生じることで食欲が低下することもあります。
少し食べただけで満腹感を覚えたり、食事のにおいを受けつけにくくなる方も。
食欲が低下すると、栄養不足にもつながるため、早めの対策が大切です。
腹痛
自律神経は胃や腸の動きをコントロールしているため、
自律神経が乱れることによって、
お腹が張るような痛みや違和感を感じることがあります。
ストレスなどによって自律神経が影響を受け、お腹の不調を招くこともあります。
便秘・下痢
自律神経が乱れると腸の動きが低下し、便秘になる方もいます。
運動不足なども便秘を悪化させる要因になります。
水分補給や適度な運動、規則正しい生活が大切です。
反対に自律神経が乱れて、腸が過剰に働くことで、
下痢を繰り返す場合もあります。
ストレスによって腸の働きが過剰になることもあります。
便秘と下痢を繰り返すケースも珍しくありません。
お腹の張り
「お腹が張って苦しい」
「ガスが溜まっているような感じがする」
といった違和感を感じる方もいます。
自律神経の乱れによって腸の動きが低下すると、
ガスが排出されにくくなります。
その結果、お腹が張ったような不快感を感じることがあります。
また、便秘を伴っている場合は
お腹の張りがさらに強くなることもあります。
更年期に消化器症状が起きる原因

更年期に消化器症状が起きる原因は様々です。
今回は主に考えられる原因について簡単にご紹介します。
エストロゲンの減少
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく減少します。
エストロゲンは、血管や骨、脳や自律神経など全身の様々な機能に関わるホルモンです。
そのためエストロゲンが減少すると、
体内のバランスが崩れやすくなり、更年期症状だけでなく、胃もたれや吐き気などの消化器症状が現れることもあります。
自律神経の乱れ
更年期の胃腸トラブルを考えるうえで欠かせないのが自律神経です。
自律神経は、胃や腸の働きを調整しています。
リラックスしているときは副交感神経が働き、胃腸は活発に働きます。
しかし、自律神経のバランスが乱れると胃の動きが低下し、
食べ物をうまく消化できなくなります。
その結果
- 胃もたれ
- 胃の不快感
- 吐き気
- 食欲不振
などの症状が現れやすくなります。
更年期に「胃の検査では異常がないのに調子が悪い」と感じる場合、
自律神経の影響が関係している可能性もあります。
ストレスや不安
更年期は心身ともに変化の多い時期です。
ストレスや不安が続くと、交感神経が優位になり、
胃腸の働きが低下しやすくなります。
そのため胃腸の不調がでやすくなります。
睡眠不足や疲労
睡眠不足や慢性的な疲労は、自律神経のバランスを崩す要因の一つです。
疲労が蓄積すると、心身の回復が追いつかず、胃腸の不調が現れやすくなります。
胃もたれ・食欲低下・便秘などの消化器症状が現れたり、もともとあった不調が悪化したりすることもあります。
疲れを溜め込まない生活を心がけることも大切です。
更年期の消化器症状と病気の見分け方

更年期に起きる消化器症状には、病気が隠れている場合もあります。
ここでは、更年期にみられやすい消化器症状の特徴と、
病気が隠れている可能性がある症状について説明します。
更年期の症状の特徴
更年期に起きる症状には、以下のような特徴がみられることがあります。
- 良くなったり悪くなったりする
- ストレスで悪化しやすい
- 他の更年期症状も伴う
- 検査で異常がみつからない
消化器症状が疑われる症状
以下のような症状がある場合は、病気が隠れている場合があります。
- 血便がある
- 黒い便が出る
- 強い腹痛が続く
- 急激な体重減少がある
- 食事が摂れないほどの吐き気がある
- 発熱を伴う
このような症状がある場合は、
- 胃炎
- 胃潰瘍
- 逆流性食道炎
- 過敏性腸症候群
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
などの可能性もあります。
早めに医療機関へ相談しましょう。
早めに受診した方がよいサイン
以下のような症状が続いているときは、消化器疾患が疑われるため、
早めに受診しましょう。
- 長く続く胃もたれや胃の重さ
- 理由のない体重減少
- 吐き気や嘔吐を繰り返す
- 食欲低下やすぐに満腹感を感じる
- 胸やけ、酸っぱい液があがってくる感じ
- 黒い便や血が混じった便が出る
- 貧血症状がある(めまい、息切れなど)
- 強い腹痛が続く
- 発熱を伴う
小さな症状でも、まずは医療機関に相談してみることをおすすめします。
参考:
40代の胃が重い・胃もたれは要注意!健康診断で見逃さない胃のサイン | 【荒川区西日暮里駅前】西にっぽり内科消化器クリニック
更年期の消化器症状は何科を受診する?

消化器内科
胃もたれや便秘、下痢などの症状が続く場合は、
消化器内科を受診しましょう。
必要に応じて、胃カメラや大腸検査などを受けることができます。
婦人科
胃もたれや吐き気などの消化器症状に加えて、
ほてりや発汗など、更年期にみられる症状が強い場合は、婦人科への相談も選択肢の一つです。
更年期症状の程度を確認した上で、必要に応じて生活習慣のアドバイスや治療について相談できます。
複数の症状がある場合
消化器症状と更年期症状の両方がある場合は、
一つの診療科だけ判断してするのではなく、
消化器内科と婦人科の両方で相談すると安心です。
まずは病気がないか確認をしてから、
そのうえで、更年期による影響が考えられる場合は、症状に合わせた治療やケアを受けることで不調の改善につながる可能性があります。
更年期の消化器症状を和らげるセルフケア

食生活を整える
胃の不快感があるときは、食生活を見直してみましょう。
食べ過ぎや早食いは胃に負担をかけるため注意が必要です。
また、脂っこい食事や刺激の強い食べ物、アルコールの摂り過ぎも胃腸の不調を悪化させることがあります。
適度な運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチは腸の動きを促し、ストレス解消にも役立ちます。
血流を促進し、自律神経を整える効果も期待できます。
激しい運動は必要ありません。
無理のない範囲で、身体を動かす習慣づくりをしてみましょう。
十分な睡眠を確保する
睡眠は自律神経を整えるために欠かせません。
睡眠不足が続くと、交感神経が優位な状態になりやすく、
胃腸の働きにも影響を及ぼします。
十分な睡眠時間を確保することは、自律神経を整えるためにも大切です。
ストレスケアを行う
ストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れ、胃の不快感や腹痛などの症状が現れやすくなります。
更年期は身体の変化に加え、仕事や家庭環境の変化によってストレスがかかりやすい時期です。
趣味やリラックスできる時間をもち、心身の緊張をやわらげましょう。
身体を冷やさない
身体の冷えは胃腸機能の低下につながります。
冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎると、胃腸に負担がかかります。
また、冷えによって血流が悪くなると、自律神経のバランスにも影響がでる可能性もあります。
普段から、温かい飲み物を飲むことや、湯船にゆっくり浸かることを心がけてみましょう。
更年期の胃腸トラブルは姿勢や呼吸も関係する

胃腸の不調というと、食事のバランスや女性ホルモンの変化が原因と思われがちですが、
実は姿勢や呼吸も深く関わっています。
姿勢や呼吸が乱れると自律神経のバランスも乱れ、胃や腸の不調に繋がることもあります。
身体全体に目を向けることも大切です。
自律神経と呼吸の関係
呼吸は自律神経の働きと深く関わっています。
例えば、仕事や家事で忙しく身体が緊張している時は、無意識のうちに呼吸が浅く早くなるため、交感神経が優位になりやすくなります。
この結果、胃腸の働きが低下し、不調が出やすい状態になりやすいです。
一方で、お風呂にゆっくり浸かっている時や、
寝る前にリラックスしている時は、
副交感神経が働きやすい状態です。
副交感神経神経が優位になると、
胃腸の働きも活発になり、消化や吸収がスムーズに行われやすくなります。
猫背によるお腹の圧迫
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで、猫背の姿勢が続くと、お腹や胸周りが圧迫されやすくなります。
その結果、横隔膜が十分に動かせなくなり、
呼吸が浅くなることがあります。
浅い呼吸が続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなり、胃腸の働きにも影響を及ぼす可能性があります。
胃腸の不快感が気になる方は、普段の姿勢を見直してみることも大切です。
骨盤底筋群を含むインナーマッスルの重要性
骨盤底筋群や横隔膜、腹横筋などのインナーマッスルは、
呼吸や姿勢を保持する大切な役割があります。
インナーマッスルが正しく働くことで、体幹が安定します。
姿勢改善につながり、深い呼吸が行えるようになりやすいです。
骨盤底筋群のトレーニングが気になる方は
更年期の腰痛にはどんな痛みがある?症状や原因・セルフケア方法を解説 | POWWOW MEDIA
で紹介していますので参考にしてみてください。
更年期の胃腸の不調は1人で我慢しなくて大丈夫

更年期には、胃もたれや便秘、下痢、お腹の張りなど、
さまざまな消化器症状が現れることがあります。
その背景には女性ホルモンの変化や自律神経の乱れ、ストレス、生活習慣などの
複数の要因が関係しています。
症状が続く場合や気になる症状がある場合は、
まずは医療機関に相談することも大切です。
身体に異常がないと言われても不調が続く場合は、
身体全体のバランスが影響していることもあります。
症状だけをみるのではなく、
身体全体を整える視点を持つことも大切です。
整体サロンPOWWOWでは、更年期の症状に特化したケアを受けることができる
「更年期ゆらぎケアコース」があります。
骨盤の中心にある「仙骨」へのアプローチによって、乱れがちな自律神経を整えます。
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ご自身の身体と向き合い・大切にする時間をぜひ作ってみてください。
この記事のライター
【保有資格】
・理学療法士
・膣トレ膣ケアインストラクター
・骨盤底筋エクササイズ「Pfilates™」認定インストラクター
普段は理学療法士として、病院で勤務しています。
妊娠をきっかけに、身体の不調を訴える方の声をきき、ウィメンズヘルスの勉強を始めました。
現在は、私自身も子育てをしながら、産後のお母さんの身体ケアについて情報発信しています。
お母さんの笑顔は家族の笑顔
女性の皆さんが笑顔で素敵な毎日を過ごせるようお手伝いできればと思います。









