イライラしてしまうあなたへ!解消法をご提案

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本記事では、産後に仕事復帰してプライベートとの両立で「最近、イライラするな…」と感じているあなたへ、イライラする原因とその解消法をご紹介させていただきます。あなたのイライラが少しでも軽くなるように参考にしていただけると嬉しいです。

【イライラする原因】

イライラする原因で、疲れている場合、月経周期の影響の場合、相手に期待し過ぎている場合、自分への理想が高すぎる場合をご説明します。

疲れている

睡眠が十分にとれていなかったり、自分のキャパシティを超えてやるべきことがたくさんあったり、精神的にも身体的にも疲労が溜まっていると、イライラしやすくなってしまいます。

 

月経周期の影響

月経は個人差が大きいものですが、特に月経前は女性ホルモンの影響で、イライラしたり気分が沈んだりしてしまいがちです。他にも、頭痛や腹痛、眠気や不眠、過食気味になるなど、人によって様々な症状が起こりやすい時期です。

 

相手に期待し過ぎている

相手が自分の期待通りに動いてくれない場合などに、裏切られたという負の感情が出てきてしまいます。そうした感情がイライラを強くしています。

自分への理想が高すぎる

自分はこうあるべき、自分ならできると高い理想を持っていませんか。理想が高いことは素晴らしいですが、その理想によってがんじがらめになってしまい自分が苦しくなってしまうと、心の余裕を失ってしまい、ベストなパフォーマンスができない悪循環に陥ってしまうかもしれません。

 

【イライラ解消法のご提案】

イライラする原因として疲れていると感じる場合、月経周期の影響の場合、相手に期待し過ぎている場合、自分への理想が高すぎる場合のイライラ解消法をご説明します。

疲れていると感じる場合

睡眠・休息をしっかりとる

最近、ぐっすり眠れていますか?睡眠不足だとうまく頭が働かず、いつもなら平気なことにもイライラしてしまいがちです。やるべきこと、やりたいこともたくさんあるでしょうが、まずは睡眠時間をとり、頭をスッキリさせることが大切です。

深呼吸をする

イライラすることにより呼吸が浅くなり、酸素不足になりがちです。深呼吸(腹式呼吸)をすることで、しっかり酸素を吸い込みましょう。気分も落ち着いてきます。

深呼吸(腹式呼吸)のやり方

背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹をふくらませます。

つぎに、口からゆっくり息を吐き出します。お腹をへこましながら、からだの中の悪いものをすべて出しきるように、そして、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。

軽い運動をする

ストレッチやウォーキングなどの軽い運動をすることも気分転換になります。運動を継続していけると、精神面のみならず、生活習慣予防にもつながるなど身体的にも良い効果が期待できます。なかなか時間がとれないという人は、イライラや疲れを感じた時に少し身体を伸ばしてみたり、歯磨きやテレビを見ているときにスクワットをしてみたりなどの「ながら運動」を生活の中に取り入れてみることもいいかもしれません。

好きなものを食べる

食事をバランスよく食べるに越したことはありませんが、好きなものを食べることでイライラが落ち着くこともあると思います。中長期的にみて、バランスがとれるといいですね。

環境を変える

仕事、家庭、育児など、人によってイライラを感じる環境は様々だと思います。瞬間的にイライラを感じた場合は、一時的にその場を離れるのもいいかもしれません。もしも、対象としてお子さんがいる場合などはお子さんの安全を確保して離れてください。慢性的にストレスがかかっている場合は、原因を探り改善できそうであればなるべく自分が過ごしやすい環境になるように働きかけてみて、難しそうであれば次の場所へ移ることも選択肢に入れてはいかがでしょうか。つい視野が狭くなってしまいますが、意外と選択肢は色々あるものです。

 

月経周期の影響の場合

自分の体調の変化を把握する

自分の体調の変化を把握することで、スケジュールを立てるのに役立てたり、無理をしないように過ごせたりできるといいと思います。自分の身体と上手に付き合っていけるといいですね。

医療機関へ受診してみる

 

つらい症状が強い人は、我慢せずに婦人科などを受診するのもいいかもしれません。病気が隠れている場合もありますし、内服などにより症状が落ち着くことで生活の質も上がると思います。

相手に期待し過ぎている場合

自分の意識を変えてギャップを埋める

自分の相手への期待と実際の相手との差が大きいほど、イライラをはじめ多くのマイナスの感情が出てきてしまうものだと思います。相手を変えることは難しいので、まずは自分の考えや意識を変えた方がスムーズに物事が進みます。そうしていくうちに、相手も変化していってくれるといいですね。

自分の思いを言葉で伝える

自分と相手では価値観や考え方が違います。察してほしいという姿勢では相手に伝わっていない場合も多いので、自分の思いや考えなどを言葉で伝える必要があります。日頃からお互いの思いを伝えるように意識したり、定期的に話し合いの場が持てたりするといいかもしれません。

 

自分への理想が高すぎる場合

失敗しても次のことを考える

理想の自分に固執せずに、「自分の思い通りにならないこともある」という意識を持つことや「次はこうしてみよう」と前向きに考えられると、良い結果が得られ理想の自分に近づけるのではないでしょうか。

完璧を追い求めない

完璧を求め過ぎると苦しくなってしまいます。手を抜ける部分は手を抜いたり、誰かに頼ったり、優先順位をつけながら折り合いをつけていけるといいと思います。

 

【まとめ】

本記事をよんでもらっていかがでしたでしょうか?

日々イライラすることがあるかもしれませんが、その原因がわかれば解消法もみえてくると思います。本記事でご紹介させていただいた解消法は、日常生活の中でのちょっとしたことや、少し意識を変えてみるということが多いので、少しでもイライラを解消するために、日常生活に取り入れていただきたいです。まずは本記事でご紹介している「睡眠・休息をしっかりとる」から実践してみてはいかがでしょうか。

この記事のライター

加藤 華加

加藤華加

看護学部を卒業後、行政保健師として市役所に勤務。
高齢者の方や子育て中の皆さんがよりよい生活ができるよう、たくさんの地域の方と関わらせていただいてきました。
現在は3人の男の子の子育て中です。
保健師 免許番号 169637
看護師 免許番号 1511370