更年期における動悸の原因は?効果的なツボを6つ紹介
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更年期を迎える女性は、心身共に様々な不調が現れます。
その中でも動悸は生活の質に影響する症状であり、対策方法が分からず悩むケースも多いのではないでしょうか。
ツボ押しは簡単にできるセルフケアの1つとしておすすめの方法です。
本記事では、更年期にみられる動悸の原因や対策方法、さらに更年期以外が原因となる場合についても解説し、適切な対応ができるよう紹介していきます。
更年期におきる動悸の原因

更年期に入ると、心身ともに感じたことのない変化に戸惑うこともあります。中でも動悸は、「病気なのでは」と不安になりやすい症状のひとつです。更年期の動悸にはいくつかの理由があります。原因や仕組みを知ることで、必要以上に不安になったり、心配になったりせず過ごせることにつながります。まずは、更年期に動悸が起こりやすくなる主な原因についてお伝えします。
ホルモンの変化
更年期におきる動悸の原因の1つが自律神経の乱れにあります。
更年期になると卵巣機能が低下し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少します。すると脳の視床下部は女性ホルモンを増やそうと指令を出し続けますが、卵巣が反応できないため視床下部が混乱してしまいます。
視床下部は自律神経もコントロールしているため、この混乱が自律神経の乱れにつながります。その結果、心臓がドキドキしたり息苦しくなったりなどの動悸が起こりやすくなります。
緊張やストレス
更年期は女性ホルモンが減少し、自律神経が乱れやすい状態です。自律神経は、リラックスするときに働く「副交感神経」と、緊張やストレスを感じた時に働く「交感神経」から成り立っています。
職場や家庭での仕事や人間関係による緊張やストレスがかかると、交感神経が過剰に働き動悸や息苦しさを感じやすくなります。
更年期におきる動悸対策におすすめなツボを紹介

突然おきる動悸は、経験したことのある人にしかわからない不安がありますよね。動悸が起こると、「何かしなきゃ」と思いながらも、どうしたらいいのか分からなくなることがあります。そんなときは、優しくツボを押してみるのもひとつの方法です。ツボ押しは日常生活に簡単に取り入れることができるセルフケアの方法です。今回は動悸におすすめなツボを6つご紹介します。
神門(神門)
【場所】手のひらを上に向け、手首のシワを小指側にたどっていきます。骨の出っ張りの内側にあるくぼみが神門です。
【効果】動悸、不安、イライラ、緊張、不眠などに効果があります。更年期で自律神経が乱れている時におすすめです。
【押し方】親指の腹で、3〜5秒痛気持ちいい程度押し、ゆっくり緩めます。数回繰り返しましょう。小さく円をかくように押しても効果があります。
膻中(だんちゅう)
【場所】左右の乳首を結んだ線の真ん中、胸の中央にあり、骨の上にあります。
【効果】動悸、胸のつまり、息がしにくい、不安や緊張に効果があります。
【押し方】膻中は骨の上のツボのため優しく押します。人差し指や中指の腹を30秒〜1分程優しく押し当てます。優しく触れながら深呼吸をするとより効果的です。
百会(ひゃくえ)
【場所】両耳を結んだ頭の頂点にあります。
【効果】百のツボが会う場所という意味をもち、全身に効果がある万能なツボです。自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化、ストレスなどによる更年期症状に効果があります。
【押し方】人差し指や中指の腹で、5秒程度優しく押して緩めます。数回繰り返しましょう。強く押しすぎないようにしてください。
三陰交(さんいんこう)
【場所】内くるぶしから指4本分上の位置にあります。
【効果】肝・脾・腎という3つの経絡が交わる場所です。更年期症状、ホルモンバランスの乱れ、動悸、イライラなど、女性特有の不調全般に効果的なツボです。
【押し方】親指の腹で痛気持ちいい強さで押します。5秒程度押して緩めます。数回繰り返しましょう。
労宮(ろうきゅう)
【場所】手を軽く握り、中指と薬指があたる付近。手のひらの中央にあります。
【効果】疲れやストレスを整えるツボです。イライラなどのストレスや疲労によって動悸症状が現れやすい方には特におすすめです。
【押し方】反対の手の親指の腹で、痛気持ちいい程度に押します。5秒程度押して緩めます。数回繰り返しましょう。左右で行いましょう。
太衝(たいしょう)
【場所】足の甲、親指と人差し指の骨が交わる少し手前のくぼみです。
【効果】ストレスや緊張、怒りを逃すツボです。イライラや疲労によって動悸が出やすい方に効果的です。日々我慢することが多い方・感情を外に出すことが苦手な方におすすめです。イラっとした直後や動悸が出そうだなと感じた際に押してみてください。
【押し方】親指の腹で、痛気持ちいい強さで押します。5秒程度押して、緩めます。数回繰り返し、左右両方行いましょう。
動悸に対する他の対策方法は?

動悸へのケアは、ツボ押しだけではありません。日々の生活の中で、呼吸や毎日の過ごし方などを少し整えるだけで、動悸が起こりにくい身体つくりにつながります。ここからは、ツボ押し以外にできる動悸の対策方法をご紹介します。ツボ押しと合わせて行うとことで、より効果が出やすいので、ぜひ試してみてください。
深呼吸をする
動悸の症状がある際は、交感神経がたくさん働いている状態です。深呼吸をすることによって、リラックスさせてくれる副交感神経が働き始め、動悸が落ち着いてくれます。
【深呼吸をするさいのポイント】
吐くことを意識しましょう。口から優しく息を吐きながらお腹をへこまします。鼻から息を吸ってお腹を膨らませます。3秒程息を吸って、6秒程かけてゆっくり息を吐いていきましょう。動悸が落ち着くまで何回か繰り返してみてください。
規則正しい生活をする
生活が不規則になることで、ホルモンバランスや自律神経が乱れてしまうことがあります。更年期では生活習慣の乱れによって、症状が悪化してしまう可能性もあります。生活習慣を改善するだけでも、症状が緩和することも考えられます。栄養バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を意識して、生活習慣を見直してみましょう。
専門家に相談する
動悸に限らず、更年期症状には個人差があります。我慢せず専門家の治療を受けることで症状が改善し、快適な日常生活を送れるようになります。動悸症状はもちろん、動悸以外の更年期症状で悩んでいる場合は婦人科を受診し、相談してみましょう。
更年期以外にあり得る動悸の原因

更年期の症状である動悸ですが、様々な病気が原因で動悸が起こることもあり、病院で治療を受ける必要があります。今回は代表的な3つをご紹介します。
動悸のみの症状が出ており、他の更年期症状がない場合は特に注意してください。また、不安がある場合も更年期だからといって軽視せず、まずは受診してみることをおすすめします。
心臓の病気
動悸の症状の他に、
・めまいや脱力感
・息苦しさ
・胸の違和感
・脈が不規則で乱れている
・動悸が長く続いている
などの症状がある場合は、心臓の病気が隠れているかもしれません。気になる場合は循環器内科を受診しましょう。
甲状腺機能亢進症
動悸の症状の他に
・手の震え
・体重減少(食欲はある)
・汗が多い、暑がり
・安静にしていても脈が速い
などの症状がある場合は、甲状腺の病気が隠れているかもしれません。甲状腺機能亢進による動悸の症状は、更年期の動悸と間違われやすいことが多いです。甲状腺機能亢進症は甲状腺からホルモンが多く分泌されすぎてしまうことでおこります。更年期症状と似ていますが原因が異なります。上記の症状、特に安静時でも持続的に動悸が起きている場合や脈が常に速い状態が続いている場合など、気になる場合は内分泌科や耳鼻咽喉科、内科を受診しましょう。
貧血
動悸の症状の他に
・立ちくらみ
・だるさ
・顔色が悪い
・息切れ(少し動いただけでも)
などの症状がある場合は、貧血が原因の場合もあります。女性に多い病気でもあります。更年期におきる動悸と症状が似ていますが、更年期症状以外に上記の症状がある場合は、内科を受診しましょう。また更年期症状と貧血症状が同時に起こっている可能性もあります。症状が辛い際は無理せず、早めの受診を心がけましょう。
更年期の症状を少しでも和らげよう

更年期の動悸の症状は、多くの場合はホルモンバランスの変化による一時的な症状です。ツボ押しや呼吸を整えたり、ストレスをため込まない工夫をすることで症状が軽くなる場合もあります。自分の体調の変化に目を向け無理せず過ごしましょう。POWWOW整体サロンでは「更年期ゆらぎ整体コース」があります。身体のケアを受けながら癒しの時間を過ごしてみるのも良い方法ですね。つらい症状が続くときや不安が強いときは、無理をせず医療機関に相談することも安心につながります。身体の変化やサインを大切にしながら、更年期を少しずつ乗り越えていきましょう。
この記事のライター
【保有資格】
・理学療法士
・膣トレ膣ケアインストラクター
・骨盤底筋エクササイズ「Pfilates™」認定インストラクター
普段は理学療法士として、病院で勤務しています。
妊娠をきっかけに、身体の不調を訴える方の声をきき、ウィメンズヘルスの勉強を始めました。
現在は、私自身も子育てをしながら、産後のお母さんの身体ケアについて情報発信しています。
お母さんの笑顔は家族の笑顔
女性の皆さんが笑顔で素敵な毎日を過ごせるようお手伝いできればと思います。









