スタッフ田村に聞いた、コロナ禍の出産と産後

2022-05-23

2021年、日本の出生数は84万人だそうです。

(日本経済新聞「21年の出生数、過去最少84万人 コロナ禍で少子化加速」)

過去最少とはいっても、84万人。
その数の出産と産後の生活がある、と思うと、決して少ない数字ではないと感じます。

長引く新型コロナによる、生活の変化…。
ただでさえ変化が大きい中で、妊娠、出産、産後の生活はどんな風なのでしょう。

産休・育休前はパウワウ西武池袋店で店長をしていた田村に、コロナ渦の妊娠、出産、産後事情について、パウワウマネージャー山﨑がインタビューしました。
(※緊急事態宣言中のインタビューだったため、オンラインでインタビューをしました。)


不安だらけのマタニティ期

ーコロナ禍でのマタニティライフを思い返すと、どうでしたか?

パウワウ西武池袋店で勤務をしていて、自分の体や赤ちゃんにどんな影響があるのか、不安がありました。
通勤も人が多かったので、不安が大きかったです。
電車で立っている時はつり革を掴んで消毒して、の繰り返しでした。

ーつわりはどうでしたか?

つわりはお腹が空くと気持ち悪かったり、電車の中で貧血みたいに気持ち悪くなったりしたこともありました。
ごはんを一気に食べることができなかったので、施術の合間に食べられる小さなおにぎりを用意して食べていました。

途中から全身の施術はおやすみをして、お顔だけ担当させていただいていました。
それでも26週目あたりで切迫早産気味と診断され、赤ちゃんが下がってきて、エコーで赤ちゃんの顔が見えにくいと言われました。

お医者さまに「お腹がよく張らないか」聞かれて、確かにお腹が硬くなることがあったな…と。
「あれがお腹の張りだったんだ…」と、その時気づきました。

自分が妊娠する前は、「妊婦さんって幸せそう」というイメージがあったのですが、初期からのつわりや、後期以降は身体の不自由さや、「前駆陣痛と本陣痛の違いって?」「外で破水したらどうしよう…」など、不安だらけでした。

その不安な状態で、こういう症状がある場合はどうなんだろう?とネットで検索しても、その情報が正しいか分からないし、大体いいことが書いてなくて余計に不安になって…。
些細なことでも気になるのであれば、検診の時にお医者さまや看護師さんに聞いた方がいい、と思いました。
その場だと聞き忘れてしまうこともあるので、聞きたいことをリストアップしていくとよかったです。

あとは、不安を1人で抱え込まずに、理解のある家族や友人などまわりに話すことも大事だと感じました。

ーはじめての妊娠だと、不安も多いですよね…。産休中はどんな風にすごしていましたか?

産休中は切迫早産気味だったので、家事も休みながら最低限でやっていました。

家にずっといるのも辛かったですね。
赤ちゃんを迎え入れるための部屋の片付け、入院準備など、いろいろとやりたいこともあったのですが、自由にできないのが辛かったです。

破水から、そのまま緊急帝王切開での出産に

ー出産はどんな感じでしたか?

最初、尿漏れか破水かわからなくて(破水だと生臭いと言われていたけどわからなかった)。
それでも動くたびに漏れてくるので、これは破水だと思いました。

病院に電話したところ「すぐ来てください」と言われたので、夫に車で病院まで送ってもらい、そのまま入院。
まだ陣痛は弱かったので、陣痛室で「寝れるだけ寝てください」と言われましたが、興奮状態なのもあり少ししか寝られませんでした。

妊娠中から高血圧気味で、少し痛いな、ぐらいの陣痛の時でも血圧が高めに出ていて。
「このまま血圧が下がらなければ、自然分娩での出産は危険です。お昼までに(血圧が)下がらなければ帝王切開になります。」と言われました。

結局血圧は下がらず、そのまま手術となりました。
帝王切開の手術の間は部分麻酔なので、先生方の声や、カチャカチャと音が聞こえていてずっとドキドキしていました。

手術開始から40分程で無事に赤ちゃんを取り上げてもらい、顔の横に連れてきてもらった時は、「この子がお腹の中にいたんだ」と会えた喜びを感じつつ、とても不思議な気持ちになりました。

ー「コロナ禍」ということで特別なことはありましたか?

入院時はもちろん、手術中もずっとマスクを着用。
立ち合いは、他の病院では不可能のところも多かったですが、30分なら可能と言われていました。
(急遽帝王切開となったので、手術後少し落ち着いてから手術台の上で夫と30分ほど話ができました。夫はガラス越しで一瞬しか赤ちゃんを見ることが出来ませんでした。)

産後の生活について

ー産後はどんな生活でしたか?

退院した日の夜は赤ちゃんがあまり寝てくれず、翌日は寝不足なのもあって、何も悲しくないのに涙が大量に溢れ止まらなくなるということがありました
その後も、産後1ヶ月くらいは些細なことで涙が出ることがありました

産後は骨盤のぐらつき、膝の痛み、肌の乾燥がありました。
産後3ヶ月頃からは排水溝が1回で埋もれるぐらい抜け毛が酷くなっていきました。

1カ月検診までは外に出られず、赤ちゃんは可愛いけれど、1日中ずっと一緒にいると辛くなることもありました…。

同じ月齢くらいのお母さんたちの発信を見て、自分と同じような悩みがあることに安心したり、母親に連絡をとったりと気持ちを紛らわしてました。

産後2カ月頃からはペースも少しずつ掴めてきて、お散歩に出たりするようになりました。
その頃から精神面も少しずつ落ち着いていきましたね。

ー産後、何か自分のケアはしていますか?

骨盤ベルトは帝王切開の傷が気になり使っていなくて…。
でも、産前と比べると骨盤の広がが気になるし、筋肉もかなり落ちているので、筋トレをそろそろ始めようと思っています。
腹筋と背筋、内転筋、お尻も上げなきゃ…。

ー忙しいですね!

ストレッチは出来る時にしています。
ストレッチポールを持っているのですが、上に乗って寝転がるだけでも背中や胸が伸びて気持ちいいです。
ストレッチをさぼり気味の時は、ストレッチポールに乗るだけでも背中が痛いです。

布団に寝る時に腕を上げたくなったり、収まりが悪くて落ち着かない時があって、その時は体がストレッチを求めているなと感じます。
「これ以上固まるとよくない…」という身体からの信号だと思います。
本当はそうなる前に動かした方がいいんですけどね…。


そんなコロナ禍のマタニティ期、出産、産後をすごしていた田村さん。
久しぶりにパウワウプレミアム横浜そごう店にメンテナンスへ。
高橋さんの施術を受けました。

ー久しぶりのメンテナンスはどうでしたか?

マタニティの時にも施術を受けられずだったので、約1年ぶりのメンテナンスでした。
子供と離れて、自分の時間が取れたことが予約が取れた時点ですごく嬉しかったです。
(メンテナンスの予定があることが)励みになってました。

自分の体がバキバキだったのはわかっていたのですが、実際に施術を受けて、左側が全体的に固まっていること、股関節まわり、肩甲骨の動きが悪くなっていることを実感しました。
胸筋がかたまっていたけど、ほぐされて仰向けになった時点で体が軽くなっている!と感じました。
今回ストレッチポールの施術も入れてもらって、可動域が広がって、視界が広がって、目もパッチリしました!

赤ちゃんのために、無理をしたり頑張りすぎたりすることがあると思いますが、赤ちゃんと離れて1時間だけでもリフレッシュできると、子供と向き合った時により可愛さが増す気がします!
自分のための時間を時々作って切り替えられると、子育ても楽しめると思いました。

自分が楽しくないと子供に伝わって、泣くことが増えたり…お母さんの気持ちを感じているのかもしれません。
子供のためにも自分が楽しむことが大事だと思いました!

パウワウでは、女性のライフステージにあわせたコースをご用意しています。
田村さんのような、産後のママ向けコースはこちらです。


田村は、この4月に職場復帰をします。

パウワウプレミアムそごう横浜店にて、4/25(月)〜28(木)10:00〜16:30で出勤予定です。
(都合により、変更になる場合がございます。)
ご都合があうお客さまは、ご予約お待ちしております!

ご予約はこちら

最後に、田村よりお客さまへメッセージが届いています。

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大変ご無沙汰しております。田村です。

昨年より育児休暇をいただいておりましたが、この度、4月25日より復帰いたします!
以前担当させて頂いていたお客様には、担当の変更などでご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。

スタッフの皆んなやお客様の温かいお心遣いのおかげで、この期間育児に専念することができました。
本当にありがとうございました。配属店舗は変わりますが、またお客様のお身体のケアをさせて頂けることを大変嬉しく思います。

子育てをしながらの職場復帰で、皆さまにはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、精一杯努力させて頂きますので、またよろしくお願いいたします。