
更年期で生理が遅れることはある?40代女性が知っておきたい原因と受診の目安
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「最近、生理が遅れているけれど、更年期が関係しているのだろうか……」
40代に入ってから月経周期が乱れ始め、「もしかして更年期?」「もう閉経が近いの?」と不安になる方は少なくありません。実際に、更年期には女性ホルモンの分泌が変化し、生理周期が長くなったり、生理が来ない期間が続いたりすることがあります。
しかし、生理の遅れは更年期だけが原因ではありません。ストレスや睡眠不足、妊娠、婦人科系の病気などが関係している場合もあります。
この記事では、更年期で生理が遅れる理由や現れやすい変化、更年期以外に考えられる原因、受診の目安についてわかりやすく解説します。生理の遅れに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
生理が遅れるのは更年期のサインなのか

生理が遅れるのは、更年期のサインの一つとして現れることがあります。
更年期には卵巣機能が徐々に低下し、女性ホルモンの分泌が変化するため、月経周期が乱れやすくなります。そのため、これまで規則的だった生理が遅れることも珍しくありません。
更年期は一般的に45〜55歳頃に迎えることが多いとされていますが、40代前半から身体の変化を感じ始める方もいます。ただし、生理が遅れているからといって、更年期とは限りません。
ストレスや生活習慣の乱れ、妊娠、病気などが関係している場合もあるため、生理の遅れだけで原因を判断するのは難しいでしょう。
まずは、更年期にみられやすい月経の変化について確認していきましょう。
更年期による生理の遅れでみられる変化

更年期には女性ホルモンの分泌が不安定になり、月経周期や経血量にさまざまな変化が現れることがあります。
変化の現れ方には個人差がありますが、主に以下のような症状がみられます。
- 生理周期が長くなる
- 生理が数か月来なくなることがある
- 経血量が増えたり減ったりする
それぞれ詳しくみていきましょう。
生理周期が長くなる
更年期には、生理周期が長くなることがあります。
これまで28日〜30日前後で規則的に生理が来ていた方でも、35日、40日と周期が延びることは珍しくありません。
これは、女性ホルモンの分泌が変化し、排卵のタイミングが不安定になることが関係しています。月によって周期が異なったり、生理予定日を過ぎてもなかなか来なかったりすることもあります。
生理周期が長くなることは、更年期にみられる変化の一つです。ただし、個人差があるため、すべての方に同じような変化が現れるわけではありません。
生理が数か月来なくなることがある
更年期には、生理が数か月来ない期間がみられることがあります。
生理周期が長くなるだけでなく、2〜3か月ほど月経がない状態が続くことも珍しくありません。
「もう閉経したのでは?」と不安になるかもしれませんが、その後に再び生理が来るケースもあります。
更年期は閉経に向かう移行期であるため、月経周期が大きく変化しやすい時期です。そのため、生理が来る月と来ない月があるなど、これまでとは異なる変化が現れることがあります。
経血量が増えたり減ったりする
更年期には、経血量がこれまでと変わることがあります。
ある月は経血量が多く、別の月は少ないなど、月ごとの差を感じる方も少なくありません。また、生理日数が短くなったり長くなったりすることもあります。
こうした変化は更年期にみられる月経変化の一つです。ただし、経血量が極端に増えたり、大きな血の塊が頻繁に出たりする場合は、婦人科への相談を検討しましょう。
生理が遅れてもすぐに閉経とは限らない

生理が数か月来ない状態が続くと、「もう閉経が近いのでは」と不安になる方も多いでしょう。
しかし、生理が遅れたり、一時的に来なくなったりしただけで閉経とは判断されません。一般的に閉経とは、月経が1年間ない状態が続いた場合を指します。そのため、生理が数か月来ていない段階では、まだ閉経とはいえないのです。
40代以降は月経周期が不安定になりやすく、生理が来ない期間があっても、その後に再開するケースもあります。また、この時期は月経の変化だけでなく、心や身体にもさまざまな変化が現れやすくなります。
次からは、生理の遅れ以外にみられやすい症状についてみていきましょう。
生理の遅れ以外に現れやすい更年期症状

更年期には女性ホルモンの分泌が大きく変化することで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
代表的な症状として、以下のようなものがあります。
- イライラや気分の落ち込み
- 疲れやすさやだるさ
- 不眠や睡眠の質の低下
- ホットフラッシュや発汗
- 肩こりや頭痛
それぞれ詳しくみていきましょう。
イライラや気分の落ち込み
更年期には、イライラしやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったりすることがあります。
これは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が大きく変動することで、自律神経や脳内の神経伝達物質の働きに影響を与えるためです。その結果、些細なことで感情が揺れたり、やる気が出なかったり、理由がわからないまま不安を感じたりすることもあります。
また、更年期を迎える40〜50代は、仕事や子育て、親の介護などライフステージの変化が重なりやすい時期です。ホルモンバランスの変化に加え、こうした環境要因が影響して気分の不調が強く現れることもあります。
以前より感情のコントロールが難しくなったと感じる場合は、更年期による影響が関係している可能性もあるでしょう。
疲れやすさやだるさ
更年期には、十分な睡眠を取っているにもかかわらず、疲れやだるさが続くことがあります。
その背景には、女性ホルモンの変化による自律神経の乱れが関係していると考えられています。
自律神経は体温調節や睡眠、内臓の働きなどをコントロールしているため、バランスが崩れると疲労を感じやすくなるでしょう。
また、「以前より体力が落ちた気がする」「朝から身体が重い」と感じる方も少なくありません。
疲れやだるさが続くと、家事や仕事への意欲が低下したり、趣味を楽しむ余裕がなくなったりと、日常生活にも影響が出やすくなります。年齢のせいと片付けられがちな症状ですが、更年期による影響が関係している場合もあります。
不眠や睡眠の質の低下
更年期には、睡眠に関する悩みが増えることがあります。
「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」など、以前とは眠り方が変わったと感じる方も少なくありません。
睡眠の質が低下すると、日中の眠気や集中力の低下につながることがあります。また、疲労感や気分の落ち込みなど、ほかの不調を強く感じやすくなる場合もあります。
ホットフラッシュや発汗
ホットフラッシュは、更年期を代表する症状の一つです。
女性ホルモンの分泌が大きく変化すると、脳の体温調節機能に影響が及ぶことがあります。その結果、実際には暑くない環境でも、顔や首、胸元が急に熱くなったり、大量の汗をかいたりしてしまうのです。
症状は数分で落ち着くこともありますが、繰り返し起こる場合もあります。また、人前や仕事中に突然現れることで、戸惑いやストレスを感じる方も少なくありません。
症状の程度には個人差がありますが、更年期にみられやすい身体の変化の一つです。
肩こりや頭痛
更年期には、肩こりや頭痛を感じやすくなることがあります。
女性ホルモンの変化によって自律神経のバランスが乱れると、血流が滞りやすくなるためです。その結果、首や肩まわりの筋肉が緊張し、肩こりや頭痛につながることがあります。
また、睡眠不足や疲労、ストレスなどが重なることで、症状が強く現れる場合もあります。
肩こりや頭痛は更年期以外でもみられる不調です。しかし、以前より頻繁に感じるようになった場合は、年齢による身体の変化が影響している可能性も考えられるでしょう。
更年期以外で生理が遅れる主な原因

生理の遅れは、更年期だけが原因とは限りません。
とくに40代は更年期が気になり始める年代ですが、「年齢のせいだろう」と自己判断するのは注意が必要です。
生理が遅れる主な原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 強いストレスや睡眠不足
- 急激な体重変化や過度なダイエット
- 妊娠の可能性
- 甲状腺機能の異常
- 子宮や卵巣の病気
それぞれ詳しくみていきましょう。
強いストレスや睡眠不足
強いストレスや睡眠不足は、生理が遅れる原因の一つです。
月経周期は女性ホルモンによって調整されていますが、ストレスが続くとホルモンバランスが乱れ、排卵や月経に影響を及ぼすことがあります。
また、睡眠不足が続くと身体が十分に回復できず、自律神経のバランスが崩れやすくなります。その結果、生理周期が乱れることも少なくありません。
仕事や家庭での悩み、人間関係のストレスなどが重なっている場合は、更年期だけでなく心身の疲労が影響している可能性も考えられるでしょう。
急激な体重変化や過度なダイエット
急激に体重が増減したり、過度なダイエットを行ったりすると、生理が遅れることがあります。
月経周期を維持するためには十分な栄養が必要ですが、極端な食事制限によって栄養不足になると、身体は生命維持を優先しようとします。その結果、排卵が起こりにくくなり、生理周期が乱れるのです。
また、短期間で大幅に体重が減った場合だけでなく、急激な体重増加がホルモンバランスに影響を与えることもあります。健康的に体重を管理することは大切ですが、無理なダイエットは月経不順につながる可能性があるため注意が必要です。
妊娠の可能性
40代になると更年期を意識する方も増えますが、閉経前であれば妊娠する可能性はあります。
そのため、生理が遅れている場合は、更年期による変化だけでなく妊娠の可能性も考慮することが大切です。
とくに月経周期が不規則になり始める時期は、更年期による変化と妊娠の初期症状を区別しにくいこともあります。妊娠の可能性がある場合は、早めに妊娠検査薬を使用したり、医療機関へ相談したりすると安心でしょう。
甲状腺機能の異常
生理の遅れは、更年期だけでなく甲状腺機能の異常によって起こることもあります。
甲状腺は、身体の代謝を調整するホルモンを分泌する役割を持つ、首の前側にある臓器です。この働きに異常が生じると、月経周期の乱れにつながります。
また、甲状腺機能の異常では、疲れやすさや気分の落ち込み、発汗などの症状が現れることもあり、更年期と区別がつきにくいことがあります。生理の遅れに加えて体調の変化が続いている場合は、婦人科や内科で相談してみるとよいでしょう。
子宮や卵巣の病気
生理の遅れの背景に、子宮や卵巣の病気が隠れていることもあります。
たとえば、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣の病気などによって月経周期が乱れる場合があります。
また、不正出血や強い腹痛を伴う場合は、子宮体がんなどの病気が関係している可能性も否定できません。生理の遅れだけで原因を判断することは難しいため、気になる症状がある場合は婦人科へ相談することが大切です。
生理の遅れで受診を検討したいケース

生理が遅れていても、すべての場合で治療が必要になるわけではありません。
一方で、症状によっては病気が隠れていたり、医療機関での相談が望ましかったりするケースもあります。
とくに次のような場合は、一度婦人科への受診を検討しましょう。
- 生理が3か月以上来ない
- 不正出血がある
- 強い腹痛や貧血症状がある
- 経血量が急激に変化した
- 日常生活に支障が出ている
それぞれ詳しく解説します。
生理が3か月以上来ない
生理が3か月以上来ない場合は、一度婦人科への相談を検討しましょう。
一般的に、月経が3か月以上ない状態は「無月経」と呼ばれます。40代では年齢による身体の変化が影響していることもありますが、ホルモンバランスの乱れや病気が関係している場合もあります。
原因によって必要な対応は異なるため、「そのうち来るだろう」と様子を見続けるのではなく、一度状態を確認しておくと安心です。
不正出血がある
生理以外のタイミングで出血がみられる場合は、婦人科への受診を検討しましょう。
更年期にはホルモンバランスの変化によって不正出血が起こることもあります。しかし、中には子宮筋腫や子宮内膜症、子宮体がんなどの病気が関係しているケースもあります。
とくに、出血が長く続く場合や繰り返し起こる場合、閉経後に出血がみられた場合は注意が必要です。不正出血だけで原因を判断することは難しいため、気になる症状があるときは早めに医療機関へ相談すると安心でしょう。
強い腹痛や貧血症状がある
生理の遅れに加えて、強い腹痛や貧血症状がある場合は注意が必要です。
更年期の影響で体調の変化が現れることはありますが、強い痛みやめまい、動悸、息切れなどを伴う場合は、子宮や卵巣の病気が関係している可能性も考えられます。
とくに、日常生活に支障が出るほどの症状がある場合は、「更年期だから」と自己判断せず、一度医療機関で相談すると安心です。症状の原因を確認することで、適切な治療やケアにつながることもあります。
経血量が急激に変化した
更年期には経血量が変化することがありますが、その変化が極端な場合は注意が必要です。
たとえば、ナプキンが短時間でいっぱいになるほど出血量が増えたり、レバーのような大きな血の塊が頻繁に出たりする場合は、子宮や卵巣の病気が関係している可能性があります。
また、これまでと比べて極端に経血量が減った場合も、身体に何らかの変化が起きているサインかもしれません。経血量の変化が気になる場合は、自己判断せずに婦人科へ相談すると安心です。
日常生活に支障が出ている
生理の遅れに加えて、心身の不調によって日常生活に支障が出ている場合は、一度医療機関への相談を検討しましょう。
疲労感や不眠が続いて仕事や家事に集中できない、気分の落ち込みが強く外出がおっくうになるなど、症状によって生活の質が低下しているケースもあります。
更年期による変化であっても、無理に我慢する必要はありません。症状に応じた治療やセルフケアの方法を知ることで、心身の負担が軽くなる場合もあります。
「年齢のせいだから」と一人で抱え込まず、つらいと感じたときは早めに相談することが大切です。
更年期による生理の遅れが気になるときの対処法

生理の遅れが気になるときは、まずは身体の状態を把握することが大切です。ここでは、日常生活の中で取り入れやすい対処法を紹介します。
-
- 月経周期を記録する
- 睡眠や生活習慣を整える
- ストレスをため込まない
- 不安な場合は婦人科を受診する
無理のない範囲でできることから取り入れてみましょう。
月経周期を記録する
生理の遅れが気になるときは、月経周期を記録しておくことが大切です。
更年期には、生理周期が長くなったり、数か月来なくなったりと、月経のリズムが変化しやすくなります。しかし、その変化は少しずつ進むため、自分では気付きにくいことも少なくありません。
生理が始まった日だけでなく、経血量や体調の変化なども記録しておくと、ご自身の身体にどのような変化が起きているのか把握しやすくなります。また、記録があることで、受診時にも医師へ状況を伝えやすくなります。
不安を抱えたまま過ごすのではなく、まずは身体の状態を知ることから始めてみましょう。
睡眠や生活習慣を整える
更年期による不調が気になるときは、睡眠や生活習慣を見直してみることも大切です。
睡眠不足や不規則な生活が続くと、心身の疲労が蓄積しやすくなり、生理周期の乱れや不調を強く感じることがあります。毎日同じ時間に寝起きすることを意識したり、栄養バランスの取れた食事を心がけたりすることで、身体のリズムを整えやすくなります。
すぐに変化を実感できるとは限りませんが、日々の生活を整えることは、更年期を健やかに過ごすための土台づくりにつながるでしょう。
ストレスをため込まない
更年期は、身体の変化だけでなく、仕事や家庭などの環境変化が重なりやすい時期でもあります。そのため、知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまう方も少なくありません。
ストレスを完全になくすことは難しいですが、趣味を楽しんだり、軽い運動をしたり、ゆっくり入浴したりと、自分がリラックスできる時間を意識的につくることは大切です。
頑張り続けるだけでなく、ときには自分自身を労わる時間を持つことも、心身の健康を保つための一つの方法です。
不安な場合は婦人科を受診する
生理の遅れが続いている場合や、更年期による変化なのか判断に迷う場合は、婦人科へ相談してみましょう。
生理の遅れは更年期だけでなく、ストレスや病気などさまざまな原因によって起こります。そのため、自分だけで原因を判断するのは簡単ではありません。
また、「更年期かもしれない」「何か病気が隠れているのでは」と不安を抱えながら過ごすことが、心身の負担になることもあります。医師に相談することで現在の身体の状態を確認でき、不安の軽減にもつながります。
気になる症状があるときは、一人で悩まず専門家の力を借りることも大切です。
更年期の不調には身体を整えるケアも大切
更年期には、生理の遅れだけでなく、肩こりや頭痛、疲労感、不眠などさまざまな不調が現れることがあります。
こうした不調は女性ホルモンの変化だけでなく、自律神経の乱れや血流の低下が影響している場合も多いでしょう。
婦人科で相談しながら原因を確認することはもちろん大切ですが、日々の生活の中で身体を整えることも、不調と向き合うための一つの方法です。
ウィメンズヘルスケアサロン「POWWOW」では、更年期世代の女性が抱えやすい身体の不調に寄り添い、一人ひとりの状態に合わせたケアを行っています。
「なんとなく不調が続いている」「身体が重くて毎日つらい」と感じている方は、一度身体のケアを取り入れてみるのもおすすめです。
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まとめ

生理の遅れは、更年期にみられる変化の一つです。40代以降は女性ホルモンの変化によって月経周期が乱れやすくなり、生理が遅れることもあります。
一方で、ストレスや睡眠不足、妊娠、婦人科疾患などが原因となっている場合もあるため、生理の遅れだけで更年期と判断することはできません。また、不正出血や強い腹痛がある場合、日常生活に支障が出るほどの不調が続く場合は、早めに婦人科へ相談することが大切です。
更年期には、生理の遅れだけでなく肩こりや頭痛、疲労感、不眠などの不調を伴うこともあります。婦人科での相談とあわせて、身体を整えるケアを取り入れることで、不調との向き合い方がみつかることもあるでしょう。
「POWWOW」では、更年期世代の女性が抱えやすい身体の悩みに寄り添い、一人ひとりの状態に合わせたケアを行っています。
「これって更年期なのかな」「病院へ行くべきか迷っている」といったお悩みがある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。
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